IWAOKA様 メープルダイニングテーブル

20日間ほどかけて進めて参ります。

とにかく極狭工房ですので、まずは環境づくりからです。
天板の幅がかなりあるので、天板を作るだけでも当工房のスペースでは目いっぱいの状態ですので、まずは、天板材を乗せる作業台づくりからです。

じざい工房のテーブル

使うメープル材を表裏と状態を見ながら、並べてみます。

じざい工房のテーブル

お預かりしております、原寸大の図面。これ、本当に助かりました。ありがとう。ございます。
これでだいたいのサイズ感がわかりました。
8枚を並べて幅が目いっぱいの状態ですから、もう一枚追加の9枚袷せになりそうです。
これはかなりの重量になりそうです。

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じざい工房のテーブル

お預かりしている図面の寸法は実寸は正確でした。
ダンボールで型どったものを当ててみたところ、多少の違いがありましたので、そちらに合わせます。

120%,じざい工房のテーブル

図面のラインより外側に20mmほど大きく用紙をカットし、材料はそのラインよりさらに20mmほど余裕があるようなサイズで木取りしました。
だいたい面が合わせられる状態で厚みが38mm。
ここから2mmぐらい仕上切削すれば綺麗に併せられるレベルになるかと思いますので、完成厚としては36mmぐらいを確保できるように思えます。

じざい工房のテーブル

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脚部の構造材の木取りです。

脚部の上部のデザイン、構造はどうだったかな、と今、確信が持てないでおりますので、この辺りを次回、確認できればと思っています。

じざい工房のテーブル

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側板の袷せとホールづくり(短辺)

円をジグソーで荒取りします。

じざい工房のテーブル
専用のテンプレートガイドを作って円周を綺麗に削ります。

じざい工房のテーブル

材が厚いので裏面からも同様に削りますが、1mm以下の誤差は生じるので、仕上は手作業です。
スプーンを作る時に使うスクレーパーが丁度使い勝手がいい。
濡らして多少柔らかくして削り、ならします。

じざい工房のテーブル

最後は、こちらも丸棒にペーパーを巻いたもので仕上げます。

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側板の袷せとホールづくり(向かい長辺)

穴は結構綺麗にできました。
ただ、幅広の方は実はちょっと納得のいかない仕上がりだったので、再度、作り直しです。
改めて3枚袷せで板を作りました。

じざい工房のテーブル

納得がいかなかった理由は短辺の治具(テンプレート)を使ったので、少しづれて何となく真円ではなくなってしまったこと。
やはり、しっかり長辺用の治具を作ることにしました。

じざい工房のテーブル

結果、裏表からの切削のズレも極小で、仕上研磨の幾分ラクにできた分だけ、綺麗に仕上がりました。

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底板袷せと角度決め

ご来店いただいた時に確認したサイズを参照にして作った原寸大のプレートです。
お電話をいただいてお話ししたように、当初400mm幅だった側板間の幅は415mmに広げました。

じざい工房のテーブル

側板を置いてみるとこんな感じです。
立て方向も、若干長くなる分、20~30mm、長くします。

じざい工房のテーブル

斜めの板との角度は118度に設定。
2枚の板の交わり部分は58度づづ縦に削って面をあわせます。
これは、試しに端材で確認したものです。
明日、実際に削って袷せます。

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側板接合角度決め

側板を実際にカットし、袷せ加工のビスケットも挿入した状態での仮組み
一応、心配なく綺麗に合っています。

じざい工房のテーブル

圧着するための62度の治具を作ってクランプ止め可能かを確認。OK!

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天板接合金具試作

この金具を4か所に組み込みます。

じざい工房のテーブル

明日は下記のようにカットして脚部を完成させます。

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脚部本組

各コーナーの角度も全部違いますが、全て計算通りの角度にカットして綺麗に収まっています。
今日、一日かけて各接合箇所の加工を行い、クランプでの圧着です。
接着剤はタイトボンドの水分にも強いものを使っています。
この状態で一日置いて、接着を安定させます。

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脚部完成

クランプを外し、グラインダーと手作業で研磨
天板との接合金具とガラス受けダボ(ゴムパッキン付き)は完成時に取り付けます。

じざい工房のテーブル

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天板最終切削と併せ作業

ビスケットは2重に、できるだけ裏面と表面に近い位置に開けて、上下の圧に対応。
また、ビスケット間隔も通常よりも狭くして、強度アップ

じざい工房のテーブル

板材は木表方向に板の両端が反るという特徴があるので、板の袷せは本来はその反りを相殺するように木表、木裏、木表という具合に、交互に裏表を配していくのですが、今回は表面の綺麗さを優先して交互にはできませんでした。
しかし、その替り、もっと強固で効力のある、アイアンの特注アングル材を3本用意しましたので、万全です!

9枚袷せはかなりの時間がかかるので、一気にはできません。
特に夏場は、接着剤の乾燥も早く、準備している間に乾燥してしまって強度が弱くなってしまうため、今日は4枚と5枚袷せで終了。
昼は気温があがってできないので、夜、幾分、気温が下がった10時頃にカミさんの手助けをもらって、かなり焦りながら接着接合しました。
明日、この2枚を併せて一日、置きます。

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天板袷せ作業完了

2日がかりの袷せ作業。
一人ではちょっと無理でした。
微力ながらも、カミさんのサポートありでの作業でした。
お預かりしたコーナー型紙にあわせました。

じざい工房のテーブル

全体的に約20mmほどサイズアップしてカットしました。

じざい工房のテーブル

大雑把にカットしたあとは、地道にサンダーでならしていきます。

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天板 型 完成

一回り大きくして曲線もそれなりに綺麗にできたと思います。

じざい工房のテーブル

カット面はこんな感じです。

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特注 反り止め材

本日、反り止め材ができてきました。
黒の塗装をし乾燥。
こんな感じで明日、埋め込みます。

じざい工房のテーブル

厚みも3.5mm。これで十分だと思います。

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塗料と底用フェルト

夕方、車を走らせ、材木屋さんから塗料を仕入れてきました。
ついでに底につけるフェルト。25mm。
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脚部の取り付け位置の確認

天板を裏返して研磨し、脚部の位置を決めました。
一回り大きくなってることを計算して、いただいた資料から位置を決めました。
明日、接合金具を取り付けます。
予定している5本の1本でもづれると天板が脚部に落とし込めませんから、かなり慎重にやりたいと思います。

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反り止め用アングル材加工

今回、特注で制作したアングル材を取り付けるための加工です。
一度に削れる深さも限度があるので、5~6回、少しづつ削って進めます。
単純作業なのですが、意外に大変な作業ですσ(^_^;)アセアセ...

じざい工房のテーブル

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天板との接合金具

5本のピンが脚部に開けた穴に入って接合します。
その5か所のほんの8mmの穴にぴったり入らないといけないので、かなり慎重に位置を確認。

じざい工房のテーブル

実際に脚部に接合してみました。
きちんと誤差なく入りました。
運搬の際は天板と脚部は分けて運び、現地で接合しますので、担当者にはこのピンを折らないように気を付けていただくようにお願いいたします。

じざい工房のテーブル

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塗装

ご要望のあった塗料での塗装です。
オイルフィニッシュ仕上の基本的塗装方法です。
一回目はたっぷりと塗ります。

じざい工房のテーブル

サンドペーパーで研磨して、拭き上げます。

じざい工房のテーブル

しばらくしてから、再度、塗装し、少し置いてから拭き上げて終了。

じざい工房のテーブル

完成した天板のサイズの様子です。

じざい工房のテーブル

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これをもって完成となります。

本日発送の手配をさせていただきます。