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Moriizumi Wardrobe008

完成

Wardrobe2013-02-28h

那須高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり  那須高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

制作の様子

【材料準備①】

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 材料の準備です。
  • まずは外側部分の大まかな切り出し作業から。

【材料準備②】

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

画像の説明

  • 必要な長さ調整
  • 200mm+200mmで400mm幅にするために、かなり勿体ないですが、中途半端な幅分をカットしてそろえます。
  • 組み方は、どこにどの部分を組み込むか、木目に注意します。

    なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

粗取り材の処置

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • カットした状態で2日ばかり置いて、多少の暴れを逃がします。
  • すぐに作り始めると、のちのち歪みが生じる可能性があります。
  • 材料は生きていますから、その動きに抵抗せずに扱ってあげることが必要ですね。
    つまり、材料もそこに収まっていて、「気持ちがいい」状態で使ってあげることなのだと思います。

板袷せ作業

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 材の厚みを決め、幅を決め、2枚袷せで400mm幅の板にします
  • 天板、底板、側板 前部で4枚。
  • 天板材は引き出し表面材の厚み分をプラスして約415mm幅を想定しています。

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仕切り材の準備

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 挽き出しを入れるための仕切り材の準備です。
  • 上段3個、中段及び下段が2個 その仕切りは組み加工で取り付けます。
  • 外枠材の強化にもつながる大事な加工となります。

仕切り材加工

画像の説明

  • ホゾとホゾ穴加工で一日過ぎました。
  •  こんなトラブルがあって、進行が大幅に遅れてしまいました。
    初めての体験です。驚きました。

仮組み

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 仕切りの加工が終わり、寸法などの間違いがないか確認のために
    仮組みです。

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仕切り材本組み

画像なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 全体の本組をする前に、内側の仕切り材だけの本組をします。
  • 一晩寝かせ、明日、全体の本組み。

本体完成

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 本体の本組みが終わり、骨格が完成しました。
  •  本日、挽き出し用の追加材が届き、先ほどまで挽き出し材の粗取りをしました。
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挽き出し

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  •  詳細な計算をして、材をそろえます。

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  •  一気に箱部分の制作です。
  •  簡単に見えますが、結構時間がかかります。

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  •  スライドレールの取り付け。
  •  あらかじめ構造材組み立て時に下穴を開けておいてますから、
    その穴に併せて取り付けていきます。
  •  実は高級なレールほど、きっちりとした寸法が必要で、このレールの場合、0.5mmの狂いだけでも取り付けができません。

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  •  挽き出し側にもレールを取り付けます。
  •  スムーズに動くように鉋がけで微妙な調整をします。

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  •  精密なスライドレールなので、0.5mmのズレでもスムーズに動かないので、かなり気を使います。
    計算通りに正確にカットが絶対条件ですね。

抽斗正面材の到着

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 昨日、材料到着。
    材木店さんも気遣ってくれて、3段にしても木目に違和感のないものを送ってくれました。
  • 材料仕入で必要なちょうどいい長さを注文できればいいのですが、横100cmで3段の今回のケースは定尺材の長さが2700mmなので、2枚注文となりました。
    勿体ないですが、仕方ないですね。
    余分は何かに使いたいと思います。
  • 25mmの厚みを、これも勿体ないのですが18mmの厚みまで削ります。
  • 今日はこれで少し休ませて多少の暴れを逃がします。

取っ手制作

じざい工房

  • チェリー同材を使って、抽斗取っ手の制作です。
  • 木片から削り出しで作っていきます。
  • 大雑把に木取りして、あとはひたすら彫刻刀で削って仕上げていきます。

じざい工房 なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

※双葉の形ですが、小さなお子様にも安全なようにに、デザインに気を使いました。

背板取り付け

那須高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 抽斗の取り付けが終わったところで、あらかじめ作っておいた背板を底から溝にはめ込みます。
  • これが一番きれいに見える裏板の取り付けかと思います。
  • 万が一何かあっても、これをスライドさせれば交換もできます。

抽斗面材の取り付け

那須高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • ご覧のように隙間がないように取り付けます。
  • 抽斗間は隙間がありませんが、今度の動きを考えて、ここから少しクリアランスを鉋がけでとっていきます。

取っ手の取り付け

那須高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 取っ手を慎重に取り付けます。
  •  抽斗内側からビス止めです。
    この方法が何かあっても交換可能となります。

那須高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり 画像の説明

調整及び研磨

 なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • 最後は手作業でペーパーがけ。自分の手で摩りながら感触を確かめ研磨します。
  • ご要望のありましたように、できるだけ角は丸くするように心がけました。
  • 抽斗のあたり具合を鉋で調整します。
  • 今後の使用環境を考えると少しはクリアランスが必要かもしれません。
     那須高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

塗装及び完成

なす高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

  • あとは塗装をして完成となります。

那須高原 じざい工房 小林康文の素材を活かす家具づくり

塗装も終わり、乾燥中です。

これで2日ぐらい置いて、完成となります。
発送はヤマトの家具宅配便での発送となります。
※3辺合計サイズ213cm