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Moriizumi Wardrobe008
完成
制作の様子
【材料準備①】
- 材料の準備です。
- まずは外側部分の大まかな切り出し作業から。
【材料準備②】
粗取り材の処置
- カットした状態で2日ばかり置いて、多少の暴れを逃がします。
- すぐに作り始めると、のちのち歪みが生じる可能性があります。
- 材料は生きていますから、その動きに抵抗せずに扱ってあげることが必要ですね。
つまり、材料もそこに収まっていて、「気持ちがいい」状態で使ってあげることなのだと思います。
板袷せ作業
- 材の厚みを決め、幅を決め、2枚袷せで400mm幅の板にします
- 天板、底板、側板 前部で4枚。
- 天板材は引き出し表面材の厚み分をプラスして約415mm幅を想定しています。
仕切り材の準備
- 挽き出しを入れるための仕切り材の準備です。
- 上段3個、中段及び下段が2個 その仕切りは組み加工で取り付けます。
- 外枠材の強化にもつながる大事な加工となります。
仕切り材加工
- ホゾとホゾ穴加工で一日過ぎました。
- こんなトラブルがあって、進行が大幅に遅れてしまいました。
初めての体験です。驚きました。
仮組み
仕切り材本組み
- 全体の本組をする前に、内側の仕切り材だけの本組をします。
- 一晩寝かせ、明日、全体の本組み。
本体完成
挽き出し
- 詳細な計算をして、材をそろえます。
- 一気に箱部分の制作です。
- 簡単に見えますが、結構時間がかかります。
- スライドレールの取り付け。
- あらかじめ構造材組み立て時に下穴を開けておいてますから、
その穴に併せて取り付けていきます。 - 実は高級なレールほど、きっちりとした寸法が必要で、このレールの場合、0.5mmの狂いだけでも取り付けができません。
- 挽き出し側にもレールを取り付けます。
- スムーズに動くように鉋がけで微妙な調整をします。
- 精密なスライドレールなので、0.5mmのズレでもスムーズに動かないので、かなり気を使います。
計算通りに正確にカットが絶対条件ですね。
抽斗正面材の到着
- 昨日、材料到着。
材木店さんも気遣ってくれて、3段にしても木目に違和感のないものを送ってくれました。 - 材料仕入で必要なちょうどいい長さを注文できればいいのですが、横100cmで3段の今回のケースは定尺材の長さが2700mmなので、2枚注文となりました。
勿体ないですが、仕方ないですね。
余分は何かに使いたいと思います。 - 25mmの厚みを、これも勿体ないのですが18mmの厚みまで削ります。
- 今日はこれで少し休ませて多少の暴れを逃がします。
取っ手制作
- チェリー同材を使って、抽斗取っ手の制作です。
- 木片から削り出しで作っていきます。
- 大雑把に木取りして、あとはひたすら彫刻刀で削って仕上げていきます。
※双葉の形ですが、小さなお子様にも安全なようにに、デザインに気を使いました。
背板取り付け
- 抽斗の取り付けが終わったところで、あらかじめ作っておいた背板を底から溝にはめ込みます。
- これが一番きれいに見える裏板の取り付けかと思います。
- 万が一何かあっても、これをスライドさせれば交換もできます。
抽斗面材の取り付け
- ご覧のように隙間がないように取り付けます。
- 抽斗間は隙間がありませんが、今度の動きを考えて、ここから少しクリアランスを鉋がけでとっていきます。
取っ手の取り付け
調整及び研磨
塗装及び完成
塗装も終わり、乾燥中です。
これで2日ぐらい置いて、完成となります。
発送はヤマトの家具宅配便での発送となります。
※3辺合計サイズ213cm