WACHI様 ナラ材130cm円卓

天板制作

  • 改めてナラ材発注で、サイズダウンして開始です。
    ダンボールで直径130cm原寸大の型紙をつくり、それに合わせて長さ、各材の幅を決めていきます。

じざい工房のテーブル

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天板完成→裏反り止め加工

  • 途中画像なしですみません。
  • 天板材にはかなりの量を使いますが、全部同じ色あいということはないので、届いた材の※杢目、色あい、節のありなし、裏表を見ながら袷せの順番を決めます。
    今回は濃い色と、白っぽい色が混在している材でしたので、中央に濃い色、脇に白っぽい色の材にしました。

天板袷せも終わり、裏面にステンレスの反り止めアングル材を埋め込みました。
円の型どりはジクゾーでのフリーハンドで行いました。
ここまでの作業、ちょっと重労働でした。

じざい工房のテーブル

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脚部加工

  • 櫓型で脚部の制作です。
    天板のサイズに対して、安定感を気にしながら、できるだけ足元が邪魔にならないサイズを考え、長さは920mmとししました。
    当初はクサビ止めなどで、組加工の「技を見せる」デザインにしようと思いましたが、天板を耳付にするという見せ場があるので、腰下はシンプルに済ますことにしました。

じざい工房のテーブル

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小さな円棚追加

  • 櫓脚の中はデッドゾーンになるので、上からも横からも見えないですが、小さな棚をつけることにしました。
    途中で考えたことなので、これを落とし込むのにいろいろ工夫しましたが、うまくいきました。

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脚部完成

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天板と脚部との接合

  • 通常、どこの工房もビスで止めてしまうのでしょうけれど、ここには拘って木駒接合。
    これで、左右のステンレスアングル反り止め材と天板受け材の接合で2重の反り止め効果も望めます。
    湿度気温変化での材の動きにも自然に対応できる仕様です。

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完成

  • 塗料は最近話題の輪ジミができにくいエシャオイルを使用。
  • 全辺、ご要望のあった「耳付」仕上げで自然なラインを心がけ仕上ました。
  • また、材の杢目や色合いは仕入れ材に都合上、どうしてもかなり違ってしまいますので、

※最初にも書きましたがその色あいも考慮して、白っぽい部分はサイドに、濃い部分は中央に集中させてコントラスとも楽しめる仕上といたしました。

じざい工房のテーブル

ありがとうございました。

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